工場での深夜アルバイトをするなら、期間工をする方がオイシイ理由とは?


接客は苦手だから工場でアルバイトがしたい!

どうせなら深夜に働いてガッツリ稼ぎたい!

それなら「期間工」という働き方はどうでしょうか?

期間工は寮がついているので住むところも確保でき、家賃・光熱費はゼロか、かかっても格安。食費も社員価格なので安上がりの上に、アルバイトにはつかない祝い金や満了費など各種手当もたっぷりついています。

女性向けの仕事もあるので、女性もOK。期間工について具体的にチェックしていきましょう。

 

◇製造業での様々な働き方を考える



自動車や精密機器などの製造業は、現在、日本全国の地域に多くの工場を抱えています。


この工場で働く人の中には、いろいろな雇用形態で仕事をしています。


まずは、そのメーカーの正社員として、生産管理を行っている人々。


そして、その他の実際の製造工程に携わる人々は、期間従業員として、契約社員で働く人と、長期、短期のアルバイトの人々がいます。


同じ作業をしているのに、その雇用形態が違うと、給与そのものや、あらゆる待遇が違ってきます。


3か月、6か月などと、一定の期間を決めて契約社員で働く人々のことを期間工と呼びますが、彼らには、目的を持って、仕事をする人が多いです。


一年で300万貯金をするとか、自動車製造の技術を身につけたいなど、それぞれの目的があり、応募する人がほとんどです。


そのため、会社側からも、アルバイトにはない福利厚生がしっかりと約束されています。


次の仕事先に移るまでの期間を保証してくれる雇用保険などの社会保険の完備、有給休暇取得、期間満了に伴う報奨金など、様々な点で、アルバイトよりも仕事がしやすい環境となっています。


 


◇工場でのアルバイトと期間工との違いは?女性や中高年でも期間工はできる?



同じ工場での仕事でも、アルバイトと期間工は何が違うのでしょうか?

まず、雇用期間が違います。

アルバイトにも短期・長期がありますが、期間工は最大で2年11か月までというルールがある有期雇用契約です。

期間が区切られている代わりに、正社員以上の手当てや退職金に相当する満了金、寮の完備といった高待遇をしてもらえるのであり、試験に合格すればメーカーの正社員になる道もあります。

短期間にガッツリ稼ぎたい、日本のトップ企業の正社員になりたい、という人にはぴったりの働き方です。

アルバイトも夜勤がメインならそれなりの収入は得られますし、正社員採用もゼロではありませんが、期間工を募集するのは日本トップクラスの企業が多いので「大企業の正社員への道がある」というメリットは、期間工ならではのものです。

社会保険に加入できる点も異なります。

社会保険とは、健康保険や厚生年金のこと。

社会保険は国民年金や国民健康保険にプラスされるもので、加入していればよりよい保障も利用可能になります。

会社は、正社員の3/4以上働いているパート、アルバイトは社会保険に加入させなければなりませんが、社会保険料は従業員と会社と折半になるので、会社はパートやアルバイトの勤務時間を短く抑える傾向があります。

一方、期間工の待遇は正社員と同じなので、社会保険にもしっかり加入してもらえるのです。

また、期間工の仕事は基本的に「誰でもできる作業」なので、その作業に適正がある・ないの個人差はありますが、年齢も性別も基本的に関係ありません。

女性でも中高年でも期間工として採用されますし、40代で期間工から正社員に登用された人もいます。

自働車メーカーではなく、部品メーカーなら大きな道具を扱わないので、むしろ手先が器用な女性が好まれるほどです。

では、工場でのバイトと期間工では、どちらが高待遇なのでしょうか?

 

◇女性にお勧めの工場勤務ってどんな職業があるの?


自動車工場などでも、女性の期間工の募集はあります。


しかし、実際には女性は少ないようですね。やはり、肉体的に、体を酷使する作業が多いからでしょう。


そんな中、同じ製造業でも、精密機器の工場や、ハイブリット電池やリチウム電池などの製造工場などは、女性が多く働いています。


そこには、自動車関係とは違って、軽作業やなどが多く、むしろ手先が器用な細かい仕事が多いからでしょう。


それでも、一般の会社よりは、高収入が望めるため、期間工として働く女性が増えています。


また、製造業としても、食品加工工場などでも期間限定社員として、女性の期間工を多く求人している会社があります。


おせち料理や、クリスマスなどの季節商品を扱うため、その期間だけ働いてくれる人を多く募集しているのです。


経験者の女性などは、毎年、その季節だけ仕事をすると言う人も多いですね。


高収入を得られることと、専門的な技術を身につけることができるので、人気があるのです。


中には、それを将来のステップアップにする人もいますね。


 

◇工場でのアルバイトよりも期間工の方が高待遇?

期間工のメリットはなんといっても「高収入」である点です。

工場の深夜アルバイトが日給1万円だったと仮定し、20日間出勤すれば20万になりますが、期間工の場合はここに夜勤手当、残業手当などの手当てがつきます。

寝具や家電一式揃っている寮完備なので、衣食住にかかる費用も大きくカットすることが可能。

寮と工場に距離があっても、無料の送迎バスがついているのが基本なので交通費もゼロです。

工場アルバイトなら、実家暮らしなら衣食住のコストは抑えられるかもしれませんが、交通費はどうしてもかかります。

一人暮らしなら生活費は丸々自己負担です。

また期間工は「入社祝い金」「満了金」といった、アルバイトにはつかない手当てがたっぷりつくので、月収30万以上も不可能ではありません。生活費もあまりかからないことから、1年間で数百万円の貯金を作る人も珍しくないのです。

期間工の平均的な年収は400~450万円ですが、定期的に夜勤が入るデンソーでは年収500万を稼ぐこともできます。

2014年の調査では、20代後半の平均年収は男性387万円、女性297万円。30代前半だと男性446万円、女性301万円なので、期間工の平均年収が高めであることがおわかりいただけるでしょう。

しかも期間工は有期雇用なので、年功序列でだんだん収入が上がるというシステムではなく、純粋に働いた分が収入になる仕組みです。働けば働いただけ収入がアップする仕事だから、年齢や性別はハンデになりにくい点もメリットだと言えるでしょう。

では、期間工の強い味方の寮は、どんなものなのでしょうか?寮についてもチェックしていきましょう。

 

◇工場でのアルバイトは寮なしが多い、期間工なら東京・大阪でも光熱費込み無料が基本?

一般的な工場での仕事に、寮を用意してくれているところは少数派です。

寮がついている工場でも、利用料や家賃を一部負担してくれるところはあっても、全額会社負担してくれるところはほとんどないので、生活費としてある程度まとまった金額は必要です。

一方、期間工を必要としている会社のほとんどは寮費・水光熱費が無料の寮を用意してくれています。

食費も従業員価格で利用できる食堂がついているので、コンビニや外食を利用することを比べたらずっと安上がり。

生活費は一般的な工場勤務よりずっと抑えられます。

「寮があるくらいだから、辺鄙な場所にあるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、東京や大阪といった大都市近郊に工場を置くメーカーも少なくないので、そうした工場を選べば「田舎に隔離されて遊びに行く場所がない」ということもありません。

大都市周辺は家賃も高いので、寮費が無料の期間工は大都市周辺に安く住む方法の一つと言えるでしょう。

気になる寮ですが、以前は複数で一部屋を利用するタイプが主流でしたが、最近は個室が主流になっているのでプライバシーも守られます。

近年はメーカーも寮の建て替えやリフォームを進めているので、きれいな寮も増えてきました。最新設備のついたワンルームタイプの寮を用意しているところもあります。

期間工は無料で利用できることから、寮に入るのに保証人は不要です。

また、寮には住民票も移せます。住民票を移しておかないと、免許の更新や印鑑証明書、所得証明書などは元の場所で行うことになるので注意しましょう。

なぜこれほど期間工は待遇がいいのでしょう?

今は自働車の製造ラインの3分の1は期間工と言われるほど、メーカーにとって期間工は重要な戦力であり、人材確保は最優先課題です。

工場近くの人だけが勤務するのでは足りないので、住環境を整えて働ける人を募集するというわけです。

そして期間工といえば、正社員登用があります。期間工から正社員への道についてもチェックしておきましょう。

 

◇工場でのアルバイトとは違い、評判・評価の良い期間工なら正社員登用もアリ?

工場でのアルバイト社員でも「がんばり次第では正社員への道があるよ」と言われることがあるかもしれませんが、会社にとって一番大きな経費は人件費です。

アルバイト社員は働いた時間分だけの賃金を支払い、それ以外の手当ては不要なので会社にとっては人件費を安くできるありがたい存在ですから、「正社員への道がある」と言われても、実際のところ正社員への道は厳しいのが現状です。

一方、期間工の賃金は手当ても含めれば正社員と同等である上に寮まで用意しているので、期間工はメーカーにとって人件費削減には貢献していません。

どちらかというと、人手不足を補う意味合いが強いものなので、むしろ有能な人がいれば正社員として残ってほしいと思っているほどです。

ですから、どこのメーカーも正社員登用を行っています。

リーマンショック後は多くの会社が登用数を控えましたが、ここ数年は業績が回復してきていること、消費税への駆け込み需要が予想されることから、正社員登用数を増やす傾向が業界全体に見られます。

正社員登用数は特に自動車部品メーカーであるアイシンが多く、2014年度は450人、2015年度は679人が期間工から正社員に登用されています。

自動車メーカーではここ2年ほどトヨタが正社員登用に力を入れており、2015年度は387人、2016年度には500人を正社員に登用する計画が発表されました。

現在の日本で、一度キャリアのルートから外れた人が正社員になることはなかなか難しいことです。

大企業の正社員ともなれば、新卒を除けば何かのスペシャリストでもなければまず不可能でしょう。

しかし、期間工は学歴・経歴不問で、現場で有能と判断されれば正社員登用試験を受けるチャンスに恵まれます。

要は熱意を持って仕事に取り組めば、過去の経歴などは関係ないのです。期間工から大企業の正社員に登用されるルートは、数少ないキャリア逆転のチャンスと言えるでしょう。

また、期間工を12ヵ月すれば、失業保険が90日もらえるのです。辞めたあとのことも知っておかなくてはならないので、期間工の失業保険についてもチェックしておきましょう。

 

◇工場でのアルバイトよりも、期間工は失業保険の受給でも有利?

アルバイトや期間工でも失業保険をもらうことはできますが、もらうためには条件があります。

まず、会社が従業員に対し雇用保険をかけていることが前提です。

その上で失業保険をもらうためには「失業してハローワークに求職を申し込んでいる」「退職する前の2年間で12か月以上、雇用保険に加入している」ことが必要です。

雇用保険は「一週間の所定労働時間が20時間以上」「31日以上継続して雇用される見込みである」「雇用保険の適用事業所に雇用されている」場合、正社員でもアルバイトでも強制加入なのですが、アルバイトだけ雇用保険をかけていない会社も少なくありません。

その点、期間工は最短の人でも雇用保険加入の条件を満たしているので、必ず雇用保険はかけてもらえます。また、雇用保険料は収入に応じているので、低収入だと失業保険の受給額も低く、高収入だと高くなります。

ただし、失業保険は「退職前2年間に12か月以上、雇用保険を払っている」ことが条件なので、期間工をやる前に雇用保険に加入しておらず、期間工を3か月や6か月やっただけでは失業保険は下りません。

期間工だけで失業保険をもらうには、最短で12ヵ月満了が必要ですが、これで90日間失業保険をもらえます。

具体的にどれくらいもらえるか、計算してみましょう。

失業保険の受給額は、満了金といったボーナスは除く、残業代や交代手当てなどを含めた総支給額の約6割。

30歳の人で月収25万円なら約48万円、月収30万もらっていたなら約51万円が3か月に渡って失業保険として支給されます。

どうせ働くならしっかり雇用保険をかけてくれる期間工という働き方のほうが、辞めた時もお得だと言えますね。

 

まとめ

工場での仕事をアルバイトと期間工で比較してみましたが、いかがでしょうか。

もちろん地元工場でのアルバイト社員にも「引っ越す必要がない」「地元だから気が楽」などのメリットがありますが、「まとまった収入が欲しい」「社会保障などがしっかりした会社がいい」「正社員になりたい」という気持ちが強いなら、やはり期間工の方がメリットがあると言えるでしょう。

大企業ならではの手厚い保障がついている上に、寮も完備なので入社が決まってアパート探し…という手間も不要です。

また期間工は男性が多いイメージですが、どこの会社でも女性を採用していますし、女性向けの仕事が用意されています。

現在は自動車業界全体が好調なので、期間工も大量募集していますが、正社員登用数も大幅に増えてきています。

今なら期間工から大企業の正社員というルートも決して狭き門ではないので、キャリア逆転を果たすことも可能です。

工場での仕事を考えているなら、期間工も考えてみてはいかがでしょうか?

 


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